始まりました。カネショーです。
今回の記事は「不可算名詞って何?(種類・文法・可算名詞との区別方法)」をこの1記事で徹底的にまとめました!
と悩む人は多いと思います。「可算名詞と不可算名詞の区別や正しい文法の使い方でつまづいてライティングやスピーキングが上達しない、、」という現状から脱却したいですよね。
私も始めてイギリスに語学留学に行った時は、長いセンテンスを話せるようになったり相手の言っていることを理解できるようになっていったものの、複数形や単数形の使い分け、不可算名詞の使い方などで違和感だらけの話し方を披露していました。
たしかに、話しの本筋を相手に伝えることができればそれほど問題にはなりませんが、やはりネイティブスピーカーから見ると不自然な英語に聞こえるのは紛れもない事実だったと思います。
そこで、これから海外留学を目指す人や英検・IELTSなどでライティング力やスピーキング力を向上させたい人に向け、不可算名詞のいろはや文法ルールを詳細に解説します。
といった変化が起こることでしょう。
といった事を避けるためにも、今のうちに不可算名詞をしっかりマスターしましょう!!
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不可算名詞って何?
不可算名詞とは、一言で言いますと「数字をつけて数えることができない名詞」です。
数字をつけて数えることができないとはどういうことかと言いますと、不可算名詞は可算名詞のように単位で数えるのが容易であありません。
つまり、抽象的なアイディアや大きすぎて(小さすぎ)て数えることが難しい物体を指します。
食べ物を例にして説明すると、卵やりんごは1個〜2個〜と数える事が容易なので可算名詞として扱われますよね。
単数形 | 複数形 |
an apple | two apples |
one egg | two eggs |
one pound | three pounds |
a car | many cars |
可算名詞は大きさもちょうどよく、手に持って1つ2つと数えることが簡単できるといったイメージです。
しかし、それに対して不可算名詞の食べ物はどうでしょうか?
不可算名詞の代表例である「水」は地球上にあり物体の範囲が広すぎて数えることが困難ですよね。
水には限界がなく、どこからどこまでの範囲かひと目でわかりません。
このように、形がなく、限界を見極めにくい抽象的な物体や物体の総称が不可算名詞として分類されているイメージです。
★範囲を見極めにくい抽象的な物体は不可算名詞
「例」
water
juice
tea
honey
butter
(”液体”に関する名詞は不可算名詞の代表例です)
★物体の一般的な総称は不可算名詞
「例」
bread
meat
fruit
seafood
(フルーツ「fruit」といっても、数多ある色々な果物の種類の総称であるので範囲が定めにくく、リンゴやオレンジのように手にとって数えにくいですよね。)
それに対して、パン種類の中の「サンドイッチ」や「パンケーキ」はお店で個出しで出されてたり、家で個数単位で作ることができるので可算名詞です。
⭕Two cheese burgers, please.
⭕I have made three sandwiches for lunch today.
❌ I ordered two seafoods at the restaurant.
(”Seafood(海産食品)”って魚の食品の総称だけと、何で数えているの??)
❌ The store always sells ten vegetables.
⬇
(このように一般的な名詞の総称を無理やり数えたとしても、ネイティブスピーカーの感覚からしたら不自然に聞こえてしまうのです)
★小さすぎて数えることが難しい物体も不可算名詞
「例」
suger(佐藤)
salt(塩)
rice(お米)
flour(小麦粉)
pepper(コショウ)
砂糖の粒は顕微鏡を使って頑張れば数えられないこともなさそうですが、基本的に普通の手段では数えることがとても困難ですし、誰が何のためにやるの?といった感覚ですよね。
このように「water」や「fruit」とは対象的に小さすぎて数えることができない物体も不可算名詞として分類されます。
不可算名詞の種類
①前述(一般的な物体の総称)
②前述(大きすぎ/広すぎる個体「液体に関する名詞など」)
③前述(小さすぎる個体「調味料に多い」)
④物体のない抽象的なコンセプト(概念)
・home
homeは イメージとして「 暖かい家庭、家族団欒、わが家、ふるさと」を表します。 つまり、物理的な「家」ではなく抽象的な概念「コンセプト」を表しているのでりんごのように数えることができないといった所です。
一方で可算名詞の”house”は物理的な家や建物を指します。つまり、目にはっきり見えりんごを数えるような感覚で数えられるのです。
<その他抽象的概念の不可算名詞例>
・knowledge 知識
・information 情報
・experience 経験
・disease 病気
・health 健康
・truth 真実
⑤感情など抽象的なもの
・happiness 幸福
・anger 怒り
・fun 楽しみ
・joy/ 喜び
・love 愛
・fear 恐れ
・love 愛
(*)④と⑤に関しては可算名詞としての用法もあります。詳細は最後の見出しの「可算名詞と不可算名詞どちらもある名詞」を御覧ください⬇
不可算名詞の文法ルール
★不可算名詞は単数形
基本的に不可算名は単数形扱いとなります。つまり、後ろに”s”はつかずに、be動詞もisがセットになるという事です。
⭕This news is so impressive.
⭕Passengers collect luggage after they get off the plane.
❌Most news in 2008 were about the economic disaster.
❌ He bought two homes.
したがって、「There is 〜」の構文で不可算名詞を使う時は「There is + 不可算名詞」が正解となります。
「例」
⭕ There is always milk in my fridge.
⭕ Is there any evidence to prove that he did not take the car?
ここはよく混乱しがちなポイントです。不可算名詞は抽象的で広い範囲をイメージしてしまうので、うっかりThere are を使ってしまうことは良くあります。
❌ There are much news going on about the election.
★不可算名詞には”a/an”がつかない
不可算名詞にはaは不要です。”an information/ a music” とは言えません。
しかし、不可算名詞の前にofをつけるとa/anが着くこともあります。詳しくは次の目次「」を御覧ください。
「例」
- a piece of news (一片のニュース「記事」)
- a bottle of water (ボトル一杯の水)
- a grain of salt (1つまみの塩)
★不可算名詞にはmanyは使えない
「名詞がいっぱい(たくさん)ある」と言いたい時、我々はよく”many”を使います。
しかし、これは可算名詞の時にしか使えません。
⭕ He has many dollars (可算名詞) as his job is a doctor.
❌ He has many money (不可算名詞) as he is a doctor.
日本人がよく間違えるのは「are + 不可算名詞s」のコンビネーションで話してしまうことです。実際イギリス語学留学時代の私もこのような言い方をして良く先生に指摘されていました。
不可算名詞の量の「多い少ない」を表す場合は下記の表現を使うことが文法ルールとして存在します。
<少ない>
❌ (a) few ▶可算名詞のみ
⭕ (a) little / a bit of / less
<いくつか>
⭕ some / any ▶可算名詞と不可算名詞どちらも可
<多い>
❌ many ▶可算名詞のみ
⭕ much / a lot of / a great deal of
⭕more ▶可算名詞と不可算名詞どちらも可
「例」
- I’ve got a little advice from him.
- He has much information on the market in the UK.
- I’ve got some money.
- Have you got any experience of engineering?
- I wish I had more time.
- He made less music last year since he got ill then.
<量の多さ少なさを述べる時に覚えておきたい名詞一覧>
可算名詞 | 不可算名詞 |
---|---|
dollar | money |
song | music |
bag | luggage |
chair | furniture |
battery | electricity |
bottle | cofee |
report | information |
tip (コツ) | advice |
journey | travel |
job | work |
不可算名詞を数える方法
不可算名詞に数字をつけてカウントする方法があります。
先程も少し触れましたが、不可算名詞の前にofをつけて手前の名詞に可算名詞を持ってくる方法です。
<方法1> 手前の名詞に可算名詞を持ってくる
「例」
- two cups of tea (紅茶2杯)
- three bottles of wine (ワインボトル3本)
- many slices of bread (たくさんのパンの切り身)
- three bottles of wine (ワインボトル3本)
<方法2> 正確な数値(単位)を持ってくる
「例」
- 200g of sugar (200gの砂糖)
- 4 teaspoon of salt. (茶さじ4杯分の塩)
- 2 liters of water (2リットルの水)
- 100v of electricity (100ボルトの電気)
<その他不可算名詞で使える表現>
a handful of, a pinch of, an hour of, a day of
可算名詞と不可算名詞どちらもある名詞
英語の可算名詞不可算名詞で最も厄介な面はこれにつきます。
特定の名詞では可算名詞と不可算名詞どちらの用法でも使える名詞が存在します。
ネットの辞書などで単語を検索してみると、可算名詞と不可算名詞両方の意味がある名詞がたくさんあります。
(Copyright : Weblio辞書)
例えば、上記の画像のように「work」には可算名詞と不可算名詞の両方の意味があります。
「不可算名詞のWork」
①「作業、努力」
②この世の全ての「仕事」
③概念としての「仕事」
を意味します。仕事は無数に存在しますし、水のように範囲を定めるのは困難です。一個一個の具体的な仕事(職業)について言及する時は可算名詞の「job」を使います。
Hard work is good for you. It keeps you active.
(ハードワーク「一生懸命努力(作業)すること」は良いことだ。アクテイブになりますし)
I’ve got much work to do.
(やるべき仕事がたくさんある)
「可算名詞のWork」
「work」には芸術などの「作品」という意味もあります。この場合は1つ1つの形ある作品を意味するので、りんごのように数えることができます。
The statue is a work by the Japanese sculptor.
Ma father bought me the complete works of Haruki Murakami.
(父さんが村上春樹の作品集を買ってくれた)
可算名詞として使われるか、不可算名詞として使われるかは、文章の前後関係やニュアンスの違いで変わってきます。
<例>
<不可算名詞> Would you like some coffee? | 話し手が”一般的な広い意味でのコーヒー”を意図しているので範囲が広い数えられない不可算名詞のニュアンスです |
<可算名詞> He ordered two coffees. | 何杯のコーヒーかや、コーヒーの種類の場合を表す場合はその数が明確になるため数えることができます |
(このように、実は液体のコーヒーや紅茶は可算名詞でも使用することが可能なのです(かなり口語的ですが)。辞書で調べてどちらのイメージを掴むようにしてからあなたの英会話に応用してみましょう!)
<不可算名詞> The truth will out. 真実はいつか現れるものだ | “この世の真理”や”本当の事”(実態のない概念)を表すは不可算名詞 (a truthだと特定の事柄の真相にたいして他にも真相があるというニュアンスになってしまうので、theが付きます) 例: Do you promise to tell the truth? |
<可算名詞> Many truths came out during the discussion . For example, a scientific truth about the danger of coffee. | 個々の(科学的)事実や信念としてのtruthの場合数えられます。 |
<可算名詞と不可算名詞どちらもある名詞のリスト>
work
time
coffee
tea
education
advertisement
currency
room
accomodation
wood
paper
hair
food
understanding
不可算名詞であることを忘れ複数形を使ってしまいがちな名詞一覧
ここまでの記事をご覧になり、液体、小さすぎる個体や概念などの頻出単語(water,home,saltなど)が不可算名詞である事がイメージできたと思います。
これらの必須単語は、英会話でも無意識のうちに使いこなせるレベルであると思われます。
しかし、中には不可算名詞であることを認識しておらず、ついついmanyやareや複数形のsを付けて話してしまう事が起こってしまいます。
これは英語のネイティブスピーカーではない私達にとって宿命とも言えるべき問題なのです。
そこで、このパートでは「不可算名詞」をまとめて紹介します。将来の留学時や英検・IELTS等の試験のライティングに役立ててみてください!
<実態のない概念系>
help
advice
pride
damage
assistance
employment
transportation
research
shopping
motivation
⭕Not much research about this accident was done.
❌There are many researches on the accident.
<実態はあるが一般的な概念・総称>
software
advertising (集合的に)広告 (*advertisementは不可算名詞と可算名詞どちらもあり)
hair
logic
evidence
progress
equipment
scenery
architecture (一般的な建築(物)をまとめた総称)
⭕ She has long blond hair.
⭕ I found a hair in my soup. (髪の毛1本を示しているので可算名詞でも可)
⭕ There is a lot of historical architecture in London.
❌ He created many architecture between 2005 to 2015.