「IELTSの勉強を始めたけど、どこから手をつければいいのかわからない」
と感じたことはありませんか？
TOEICや大学受験なら、まずは過去問や赤本を解けばいいという安心感がありますよね。
でもIELTSには、それがありません。公式の過去問は公開されていないんです。
『え、じゃあ本番で全然違う問題が出たらどうしよう…』
『どの教材を信じればいいの？』
こうした不安を抱えるのは、私も含め多くの受験生が通る道です。」
今回の記事では、
「初心者向けIELTSのおすすめ公式問題集」
「IELTS公式サイトのサンプル問題集」
「サンプル試験が沢山載っている無料サイト」
を紹介したいと思います
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なぜIELTSは過去問が公開されないのか？
①試験の公平性を守るため
IELTSは世界中で同じ基準をもとに実施されています。もし過去問が出回れば、一部の受験者だけが有利になり、スコアの公平性が損なわれます。
②セキュリティの観点
問題が漏洩すれば不正対策が難しくなります。TOEICや大学入試と違い、毎週のように試験が実施されるIELTSだからこそ、問題を守る必要があるのです。
③世界的な運営体制
IELTSはケンブリッジ大学英語検定機構、ブリティッシュ・カウンシル、IDPが共同運営しています。国際的な基準試験である以上、SATやGREのように「過去問は公開しない」という方針を徹底しています。
つまり、過去問がないのはデメリットではなく、国際標準の試験としての性質だと言えます。
公式問題集（ケンブリッジ）の活用法
過去問がない代わりに、多くの受験生が使うのが
「Cambridge IELTS Official Guide（ケンブリッジ公式問題集）」です。
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The Official Cambridge Guide to IELTS Student’s Book with Answer
1冊でどのくらい学習できるか？
1冊には4回分の模試が収録されています。
リスニング・リーディング・ライティング・スピーキング、すべて本番形式。
つまり1冊をしっかり解けば、4回分の模擬試験を体験できるわけです。
効率的な演習法
- 模試として解く：まず時間を測って一度通しで解く。
- 精読・分析：リーディングは知らない単語を徹底的に調べ、構文を分解する。
- 音読・シャドーイング：リスニングはスクリプトを見ながら音読・シャドーイングして、耳と口を鍛える。
- ライティング・スピーキング：模範解答を参考に、自分の答案と比較する。
この繰り返しで「実力の底上げ」が可能です。
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公式運営期間のサンプル問題を活用しよう
①IELTS IDP
IELTSの運営団体であるIDPの公式サイトにサンプルテストがあります。
IDP Education
オーストラリア・メルボルンに本社を置く国際教育サービスの大手企業です。1989年以降は IELTS の共同運営団体のひとつとして、テスト実施に加え、語学学校の運営や海外留学支援など幅広いサービスを展開しています。
ただし量は限られているため、初学者が試験の形式をつかむ導入用に最適です。
② JSAF
JSAF（一般財団法人日本スタディ・アブロード・ファンデーション）は
日本国内のIELTS公式テストセンターとして運営を行う機関です。
IELTSコンピューター版の各4パート（Listening、Reading、Writing）
の無料サンプルテストが利用できます
IELTS練習問題 / 無料サンプルテスト（コンピューター版）
＊こちらのサンプルテストは回答は途中で保存できません
（IELTS本番では、解答は保存されます。）
また、JSAFでは、最新のIELTSペーパー版公式無料練習問題をダウンロードすることができます。
事前の対策に多いに役立ちます。
- 初めて受ける人：まず上記2つのサンプル問題で全体像を把握
- 本格的に学習する人：ケンブリッジ公式問題集を軸に進める
- 仕上げ期：模試として本番シミュレーション
と使い分けると効率的です。
IELTSサンプルテストがある無料サイト一覧
IELTS Exam Library（IELTS Online Tests）
本格的な模擬テストを無料で提供。成績の自動採点や細かい分析ツールもあり、学習進捗の把握に便利です。
ieltsonlinetests.com
British Council – Take a Practice Test
公式が提供する信頼性の高い教材。
リスニング／リーディング／ライティング／スピーキングそれぞれに無料練習
公式対策として最適。
IELTS Up
リーディングに特化した練習が豊富。シンプルで使いやすく、学習スタートに適しています。
IELTS.org（公式IELTSサイト） – Sample Test Questions
アカデミック／ジェネラルトレーニングなど各タイプのサンプル問題と模範回答が揃っています。
公式だから信頼感が高いです。
IDP（Prepare Hub） – Academic & General Free Practice Tests
こちらも公式パートナーによる無料練習テストを提供。
セクション別のサンプル問題や解説も豊富で、英語漬けに慣れるのに最適です。
Magoosh – Free IELTS Practice Test and Score Report
実践形式の無料テストを受けられ、回答後にはスコア推定と弱点分析のレポートがもらえます。
効率的に弱点を把握したい人におすすめ。
まとめ
結局、IELTSでスコアを伸ばす人は
過去問に依存せず、公式問題集＋戦略的な学習を継続した人です。
TOEICや大学受験のように「過去問だけで突破」はできません。
しかし、逆に言えば「正しいやり方を知ればライバルと差をつけやすい試験」でもあります。
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