英会話では文法書に出てくる難しい比較の文法はあまり使わない?

こんにちは。カネショーです。
今日の記事は、みんな大好き英文法のお話です。
私達日本人は、高校の英語の授業で比較の難しい文法を延々と習ったと思います。
例えば
「no less A than B」 Bに劣らないほどAで
「no more A than B」 AでないのはBと同じ
などなどです
私も高校時代は勉強が若干厳しいところに通っていたので、分厚い英文法を渡され毎日何も考えることなくこれらの難しい表現を覚える努力をしました。
しかし、実際に社会に出たり留学に言ってみて感じたのは
「これらの表現を全く使う機会がない」という感想でした。
よって、先日とある試みを行ってみました。
それは何かといいますと、アメリカに生まれ育ち、18歳までアメリカに在住していた日本人の方に日本の高校の英文法のテキストを見せて違和感がある英語はあるかどうか感想を伺いました。
彼は仮定法、分詞構文、現在分詞、過去分詞と読み進んで行きましたが、それらの内容は特に違和感は感じなかったようです
しかし、「比較」のパートに進むと彼は不思議そうな顔をしました。
「こんな表現長くて日常生活では使わないです」と言いました。
「彼が違和感を感じた表現」
① She now speaks as naturally as a native speaker.
(彼はネイティブと同じらい自然に話す)
② He could not play as well as his opponent, so he lost.
(彼は対戦相手ほど上手くプレーできなかった。よって試合に負けた)
彼いはく、下記のように「like ~ (のように)」を使ったほうがいいとのことでした
「より自然な日常的な表現」
ただし、誤解しないでいただきたいのは「as ~ as A / Aとおなじくらい~」という表現はネイティブもよく使用するとのことです。
例
She is as tall as me.
My kid is not as naughtier as other kids.
(私の子供は他の子と比べてそんなにやんちゃじゃない)
ただし、上記のように文字数が多くなるくらいならばlike を使ったほうが短く済むし相手に伝わりやすいというのが彼の感想です。
さらに、下記の参考書の例文を見てください
③ Why did he get the job, not me. I am just as experienced as him.
(わたしではなく、なぜ彼が仕事をゲットしたのか。私も彼と同じくらい経験があるのに)
このセンテンスも(have the same ~ as A)を使ったほうがより簡単で自然と話してました
⬇
「より自然な表現」
まとめ
今日の記事はここまでです。
まとめると、やはりネイティブの頭の中の英語のイメージと我々のような第二外国語として英語に触れている者たちとは感覚が全く異なります
英語の文法書にとらわれず、ぜひシンプルで簡単な英語を意識することもこれからのあなたの留学生活を攻略する鍵となることでしょう!
また明日! Cheers