2024 IELTSリスニングが得点源になる・マル秘学習法

こんにちは。金子です。

本日のコンテンツは

 

「IELTSのリスニングが苦手」

「ネイティブの発音が聞き取れない」

 

方のために

 

「留学に行かなくてもできる・IELTSリスニング上達のコツ」をお話したいと思います。

 

本日お話しする内容は、IELTSで6.5を取るために、まず前提として知っておかないとまずい内容です。本日の内容を押さえておかないと

 

・いくら英語を聞き取る勉強をしてもスコア直結に繋がらない

・そのまま海外に行ってもネイティブの言っていることがわからない

・そのため、会話ができずにいつまで経っても英語が上達しない

 

といったことになってしまうので、必ず最後まで見てください。

 

では早速本題に入ります。

 

 

 

IELTSリスニングでスコア6.5を取るための学習法「イギリス英語の発音に耳を慣れさせる」

 

 

IELTSリスニングでスコアを上げるためにイギリス英語の音に慣れることは非常に重要です。

 

なぜなら、IELTSはイギリス発祥の試験であり、リスニングセクションでは主にイギリス英語のアクセントが使われることが多いです。

 

IELTSは国際的な英語試験ですので、イギリス英語で書いたり話さないと減点される、なんてことはありません

 

しかし、リスニングはイギリス英語の音に慣れていないと所々ついていけなくなることが多々あります

 

特に初心者であればあるほど、リスニングの解説などのイギリス音声を最初に聞いた時に違和感を覚えます。

 

 

次のパートから、具体的なイギリス英語の発音の傾向についてお話ししていきたいと思います。

 

 

 

IELTSリスニング突破の鍵①イギリス英語の母音の発音

 

イギリス英語が聞き取りやすくなる最初のステップとして、アメリカ英語とイギリス英語の母音の発音の違いを理解することから入りましょう!

 

「イギリス英語はカタカナっぽく聞こえる」

とよく巷で言われているのを聞いたことがあると思います。

 

イギリス英語はアメリカのそれと比べ、唇をタイトに丸くし、より唇を動かして口の前の方で発音する言語です。

 

 

よって、アメリカ英語と比べ母音の発音などが短く聞き取りにくい印象があります。

 

これがイギリス英語がタイトでカタカナっぽく聞こえる原因なのです。

 

 

日本人がイギリス英語を聞き取りにくく感じるのは、このタイトで母音を伸ばさないことが原因の1つであると私は分析します。

 

 

それに対して、アメリカ英語は唇をあまり使わず、口をワイドに開けリラックスした口の状態で伸ばして発音する傾向があります。

 

 

例えば、こちらのHotの発音記号のάの英米の口の動きの違いを見ていただくとよくわかります

 

左はイギリス人の口の動きで、右がアメリカ人の口の動きです。

 

イギリス人は口をタイトにすぼめ、アメリカ人は顎を下ろしワイドに発音してます。

 

 

waterの発音の英米の違いを確認すると、両者の口の動きの違いがお分かりになると思います。

 

 

イギリス英語は口をタイトにすぼめ、WAH- ta (ウォータ)

アメリカ英語は口を後ろにワイドに広げ wadder(ワダ〜〜) といった感じで発音してます。

 

 

 

 

結論、イギリス英語はRの発音をしなかったり、Rをあまり強調ません

 

 それに対し、アメリカ英語は”R”を強く発音します。

これは彼らが舌を後ろに強く巻いて発音するからです。

 

 

イギリス英語のRが強く聞こえない理由は、彼らは舌を巻いて発音していないからです。

 

 

上記の図のように、やはり全面(front)で舌を上にあげて発音しているからです

 

下記の音声を聴いて、英米の単語の違いを確認してみて下さい。

 

流れる単語の順番はこちらです。イギリス英語⇨アメリカ英語の順番で流れます

  • hard
  • were
  • ear
  • pure
  • more
  • chair
  • bar

 

出典:YOUTUBE “THE SOUND OF “R” IS STRONGER IN AMERICAN ENGLISH”

 

ご確認いただけましたでしょうか?

特に”Chair”の違いが顕著で、もはや違う単語に聞こえますよね

 

これも学校で私たちは「Rは舌を巻いて発音する」と教えられ、アメリカ英語のRがついた単語の音声を聞いて育っているのでイギリス英語との違いに気がついていないのです。

 

 

IELTSリスニング突破の鍵② イギリス英語「Rの発音」

 

イギリス英語の特徴3つ目は、

「後ろに子音が来るR、単語の最後のRは発音しない」というものがあります

 

  

・後ろに子音(d,tなど)が続くR

・スペルの最後にあるR

 

は発音されません(サイレント)

 

 

 

試しに下記の音声を確認してみて下さい

Rがサイレントで省略されているため、素っ気なく聞こえます。

 

音声の単語はこちらです👇

fi(r)st

ca(r)

hai(r)

borde(r)

mo(r)e

fou(r)

 

/er/の語順の単語

he(r)

refe(r)

ne(r)d

 

/ir/の語順の単語

thi(r)st

fi(r)st

bi(r)d

 

/ur/の語順の単語

bu(r)n

tu(r)n

chu(r)n

 

/or/の語順の単語

fo(r)d

no(r)th

fo(r)m

 

/ear/の語順の単語

lea(r)n

ea(r)n

yea(r)n

 

/ar/の語順の単語

ba(r)n

ya(r)n

fa(r)m

 

出典:Youtube “British Accent lesson- The Silent ‘R’

 

 

ご確認いただけましたでしょうか?

 

特にBorderがカタカナで”ボーダ”と言っているみたいに聞こえますよね。

 

同じ単語なのに、アメリカ英語の強く伸ばしたBorderとは完全に異なります⏬

 

 

イギリス英語は上記の条件下ではRは発音されないと言うことで、アメリカ英語に慣れている日本人からするとかなり短くてそっけなく聞こえます。

 

これがIELTSなどのテストのリスニングで聞き逃してしまうことにつながってしまうのです。

 

単語1つでこれだけ異なるので、センテンスでRがついた単語が連続すると音が省略されより聞き取りにくくなります。

 

下記の例文をご覧ください。

 ”Are there any more people over there ”

 

こちらのセンテンスのアメリカ人とイギリス人の発音の違いを確認してみてください。

 

アメリカ英語🇺🇸

 

イギリス英語🇬🇧

 

 

ご確認いただけましたでしょうか?

 

アメリカ英語は全ての語尾のRをしっかり発音しているため情報量が多くて聞き取りやすいです。

 

しかし、イギリス英語は ThereのRしか発音していなく、他は全て省略されてます。

 

アメリカ英語に比べ早く聞こえるのはこれが原因です。

 

特に、moreは短く”モゥ”としか言っていないのがお分かりになると思います。

 

*ThereのRだけ発音されている理由は、後ろのanyのaの音が母音であるからです。

 

これだけ省略されているので、同じセンテンスでもイギリス英語の場合情報量が少なすぎて

「え、このフレーズ今なんて言ったの?」となってしまうのです。

 

 

IELTSリスニング突破の鍵③ Rのサイレント

 

今回習ったイギリス英語の特性を把握した上で、下記のサイトの音声を聴いてみてレベルアップを体感してみて下さい。

 

「BBC 6 Minute English / Building a better world with wood?」

 

最後にrがつく単語

タイトな子音

 

などに注目して聴いてみて下さい

きっと以前よりも聴き取れるはずです!

 

内容自体は「Intermediate (中級)」ですので、所々内容についての理解が追いつかない箇所があるかとは思います。

 

現時点ではイギリス英語の特性を理解するステップを上がるだけで大丈夫です。

 

イギリス英語の他の発音の特性や、連語の発音についてのお話も今後して行きますのでお楽しみに!

 

 

さっそく音声を聴いてレベルアップを体感してみよう

 

今回はIELTSリスニング突破の学習法「イギリス英語の基礎をマスターする」をお送りました。

 

イギリス英語の特徴① 母音はアメリカ英語と比べタイトで伸ばさない

イギリス英語の特徴② アメリカ英語とのRの違い

イギリス英語の特徴③ 後ろに子音(d,tなど)が続くR スペルの最後にあるR はサイレント

 

いきなりイギリス英語の特徴を全て話してしまうと飽和してしまうので、今回はこちらの3つを押さえて今後の学習に役立ててください!

 

IELTSは国際的に使用されている英語試験ですので、イギリス、アメリカ、オーストラリア、カナダ等の様々な国で話されているアクセントに慣れておくことも必要です。

 

しかし、割合としてイギリス英語の音声がやや多いので、まずはイギリス英語の発音を基本からしっかりおさえましょう。

 

理想としては、あなた自身もイギリス英語の単語を発音できるようになればいいですが、まずはイギリス英語を聞き取れる状態まで持っていければIELTSは突破できます。

 

あなた自信がイギリス英語の発音はできなくても、聞き取ることさえできれば得点につながるからです。

 

 

 

NO IMAGE

IELTSスピーキング6.5表現集無料配布中

ブログでは非公開・ IELTSエッセイ&スピーキング無料動画講座もご覧になれます

CTR IMG