イギリス英語ってどんな言語?特徴・歴史・種類を全て網羅(留学前の必読書)

始まりました。カネショーです。

 

今回の記事では、ロンドン大学院に通うカネショーがイギリス英語について様々な角度から解説していきたいと思います。

 

イギリス英語の特徴

イギリス英語の歴史

イギリス英語の種類(各エリアの方言&アクセント)

 

を余す所なく説明します。これからイギリス留学を考えている方に必ず読んでもらいたい内容となってます。

 

❓聞いていてイギリス英語かアメリカ英語かは分かるが、違いを説明せよと言われると良くわからない
❓地域によって発音が違うのは知ってるが、それを言葉で表すとなった場合、まだ留学もしてないのでよく分からない。

 

と言う感じで、まだイギリス英語についてぼんやりとしたイメージしか思い浮かばない人は多いと思います。

 

今回の記事を読むことにより

⭕先入観ではないイギリス英語の特徴や歴史的背景が分かるようになり、あなたのイギリス留学の成功率が格段に上がる
⭕イギリス英語の特徴や時代背景を正しく理解でき、それがIELTSのスコアアップにもつながる

 

という実利的なスキルアップが待っています。

 

❌間違ったイギリス英語のイメージのまま留学をすると現地の生活で苦労する
❌いつまでたってもイギリス人の言っていることが聞き取れず、留学してもイギリス英語を覚えられず帰国

 

なんてことにならないように、今日の知識は必ず覚えましょう。

Let’s begin !!

 

私のブログにたどり着いたという事は

「海外留学のためIELTSで高得点を取りたいけど勉強方法がわからない」

と思っているのではないですか?

 

今なら限定20名様に

“IELTSスピーキング6.5以上達成・必勝表現集”を無料で配布してます

 

 

「IELTSスピーキングで何を話していいか分からない」

「スピーキングを克服して将来は留学や海外で働きたい」

 

と悩んでいる方は是非レポートを無料で受け取ってください!!

詳細は上記画像をクリック⏫

 

 

イギリス英語とは?

 

イギリス英語(British English)とは、英国(Great Britain)で話されている言語を指します。

(イングランド人にとっては、もっと限定的に”イングランド人が話す英語”と考える人もいますが)

 

またの名を、UK English, English English, Anglo-Englishなどとも呼ばれる事もあります。

 

アメリカ英語とイギリス英語の1番大きな違いは発音です。

ボキャブラリーと文法の違いは発音に比べるとやや小さいです。

 

「イギリス英語の発音の特徴」については、こちらを参考にして下さい⬇

令和不況脱却・IELTS6.5スコアアップブログbyイギリス大学院経験者

始まりました!カネショーです。   今回の記事は、留学しなくてもイギリス英語の発音が聞き取れるようになれるミニレッスンで…

 

 

 

よって、イギリス英語話者とアメリカ英語話者が会話をしてもお互いの言っていることは大体は理解できるのです(それぞれの国限定のスラングは除く)

 

私達がイギリス英語(British English)を勉強しようと考えるとき、一般的にイギリス英語の標準語が頭に浮かびます。

 

この標準語はクイーンズ・イングリッシュ(the Queen’s English)と呼ばれます。

クイーンズ・イングリッシュの発音は容認発音(Received Pronunciation) [以下RP]という名称があるのです。

 

RPイギリスの上流階級(British upper class)の人々が使う英語(言い回しや発音含む)を意味します。

 

RPは標準として学校教育(特に伝統のある有名大学/オックスフォードやケンブリッジなど)で使用されます。オンライン辞書に載っている発音(記号)もRPの発音です。

 

現地の英語の辞書に記載される単語や発音は、“British English”の代わりにBrE, Br, GB, UKなどとも表記されています。

 

 

 

イングランド南部にロンドン首都圏があるので、そのエリアの教養のある階層の発音として定着しています。

その他では、BBCなどのマスメディアのアナウンサーや司会者、政治家、教師、王族などがこのRPを意識した話し方をしています(もちろん例外もあり)

 

*近年ではBBCなどの大手メディアは、多様性を意識しイギリス地方のアクセントを持ったキャスターをあえて主演させて放送している頻度が増えてきました。

 

ですので、「RPで話さないとバカにされたり認められない」という話ではないのでそのへんの認識は間違えないでください。

 

国の放送を代表する日本のテレビ局のアナウンサーが形式として「この標準語が我が国を代表するものなのでこういう話し方をしています」といったくらいの話と捉えて頂いて構いません。

 

 

イギリス英語の挨拶

 

英語の挨拶は色々ありますが、イギリス英語の挨拶はアメリカやカナダとも異なる表現が多いです。ここではイギリス英語ならではの挨拶や声がけを紹介します。

 

Hiya / Cheers

イギリス人が「Hi(やあ)」の感覚で良く使うのが「Hiya(ハイヤ)」です。

「Cheers!(チアーズ)」はカジュアルな「ありがとう」の意味でよく使われています。

*Cheerは「乾杯」の意味でもあります。

 

ただし、これらの表現はとてもカジュアルな言い方なので、ビジネスやホテルでは「Hello」や「Thank you (so much)」などを使いましょう。

 

「例」

A. Hiya! Can I have a crisp, please?

B. Here you go !

A. Cheers!

 

Darling 

「DarlingやHoneyは恋人同士が使うもの」と日本人はイメージしがちですが、イギリスに来ると驚きます。

お店の人や通行人が気さくに「Darling(ダーリン)」と言ってきたりします。

 

ちょっとしたことで謝るとときも“Sorry darling!”と一声かけるシーンもイギリスでは日常的です。

特に、年配の男性や女性が使う率が高いです。

 

とはいえ、男性同士で使う事はあまりありません。男性同士では「Mate(下記参照)」をよく使います。

 

Mate

Mateはイギリス英語の”Friend”という意味です。男性同士でDarlingの代わりにカジュアルな感じでMateをよく使います。

“Here you go mate!” (Here you go = Here you are)

My Love / dear

My loveとMy dear人と人が挨拶する感覚で使います。

Darlingと同じで男性同士で使う事はあまりないですが、女性同士では使っても問題ないです。

 

コーヒーショップでバリスタの人が“Here you are my love!” と女性の店員に渡している光景を見たりします。

(最初はナンパしているのかと思いました笑)

“That’s £5 my dear!”

イギリス英語は古風な言語?

 

英語の自体は何世紀もの期間を経て変化しながら進化してきました。よって英語の歴史は我々が想像するよりも深くて長いです。

英語は欧州のその他の言語と異なり特別というイメージがありますが、近隣の言語の影響を大きく受けており、その起源も他と似通っています。

 

英語の起源は、インド・ヨーロッパ語族の一語派の西ゲルマン語派(The Western Germanic Language)です。

(Photo:Wikipedia)

 

西ゲルマン語派は、ドイツ語、オランダ語、英語などが含まれます。

 

つまり、英語は「共通の古代ゲルマン語から分化した言葉」ということになります。

 

なぜ今昔のゲルマン言語の話をしたかといいますと、イギリス英語はこの昔のルーツを今でも根強く引き継いでいるからです。

 

この点で、イギリス英語はアメリカ英語に比べて「古風な言語(Archaic language)」と言われています。

 

例えば、当時から不規則動詞の過去形などに使われていた”~st”をイギリス英語では今でも使用している傾向にあります。

 

<イギリス英語の不規則動詞の過去形・過去分詞形の例>

LearnーLearntーLearnt

DreamーDreamtーDreamt

SpellーSpeltーSpelt

 

<その他>

While→Whilst

 

これに対し、アメリカ英語はこの伝統から脱却し、代わりに新基準の”~ed”を積極的に取り入れた結果が今に繋がっています。

 

<アメリカ英語の不規則動詞の過去形・過去分詞形の例>

LearnーLearnedーLearned

DreamーDreamedーDreamed

SpellーSpelledーSpelled

 

また、イギリス英語は接尾辞の”L”をダブルで書くことを昔から継続して行っています。

 

<例>

イギリス英語: marvellous, marvelling
アメリカ英語: marvelous, marveling
イギリス英語: travel – travelling, travelled
アメリカ英語: travel – traveling, traveled
イギリス英語: model – modelled, modelling
アメリカ英語: model – modeled, modeling

 

これに対し、アメリカ英語は”L”を1つにまとめ始めました。

これを行ったのは、教育者のノア・ウェブスターです。

彼は1700年代に、イギリス英語のこれまでの伝統的なスペリングに対して修正を行いアメリカに広め始めました。

イギリス英語の比較的段長なスペルを発音どおりに変更してアメリカに広めたかったのです。

もう一つの活動の理由としては、イギリスからの独立の意識からでた行動でした。

 

まとめると、アメリカ英語のほうが比較的シンプルな文法や言い回しを好み

イギリス英語の方は昔からの手法に凝っているケースが多く見られます。

 

このように、伝統を重んじるイギリスのお国柄が見えるのがイギリス英語の面白さとも言えるでしょう。

 

イギリス英語とアメリカ英語の文法の違いや単語の違いなどは、下記の記事を参考にして下さい🔽

令和不況脱却・IELTS6.5スコアアップブログbyイギリス大学院経験者

始まりました。カネショーです。 今回の記事では、イギリス英語とアメリカ英語の違いを様々な角度から詳しく解説します。   …

 

イギリス英語の代表的なアクセント・方言

 

イギリス英語は、国内で数多くのアクセントや方言を含む言語でもあります。

ロンドン、ニューキャッスル、グラスゴー、マンチェスターなどの地域ではそれぞれ異なる発音や言い回しの英語が話されているのです。

 

グレートブリテン島の中には37以上もの方言があると言われています。

1500年の歴史の流れの中で、英国内の地域ごとに言語が文化した結果です。

 

1:コックニー(Cockney)

 

コックニーは、英国で最も馴染みのあるアクセントです。

アクセントとはいえ、ルーツはロンドンです。

 

ロンドンの労働者階級の人々の間で話されている英語を指します。

東ロンドンで盛んに話されている言葉とも言われています(ロンドン東部は比較的労働者階級が多いため)

 

ですので、ロンドンで留学していると労働者が集まるパブや市場のマーケットなどでこのコックニーのアクセントを良く耳にします。

 

語源は、14世紀に洗練されていない労働者の話す英語を、雄鶏(Cock)が生んだ”形の悪い卵”に例え揶揄され始めたことから始まります。

16世紀では、”Cockney”という単語の意味は、都会育ちで本当の生活を知らない子を指していました。

 

コックニーの代表的な特徴は以下の通りです(比較対象は容認発音/PR)

 

<特徴>

二重の母音・長い母音の発音が異なる

[eɪ]エイ[aɪ]アイ day→daɪ

[iː]イーが[əi]エイ keep→kəip

[aɪ]アイ[ɒɪ]オイ like→lɒɪk

 

thがfのサウンドに変わり発音される

“Th”ank you → “F”ank you

 

<言い回しの特徴>

(am, are, is / have not)短縮形としてのain’tを使う

myの代わりにmeを使用→ Do you like me (my) posts on Instagram?

“Isn’t it?”の短縮形としての”innit”と言う(Good rainy day, innit?)

 

河口域英語 (Estuary English)

ロンドンにはもう1つ大きなアクセントがあります。それはエスチュアリー・イングリッシュです。

 

なぜ河口域という名前かと言いますと、ロンドンのテムズ川の河口周辺の人々が話し始めた英語だからです。

 

RPとコックニーどちらにも違和感を覚えるロンドンの新中間層により、1980年代からどちらにも属さない新しい英語が作り出されました。

 

★基本的に上記のコックニーの発音を一部取り入れているが、PRの標準的な発音も意識している(要するにコックニーと比べながら新たに進化した言語と言える)

 

<特徴>

・音節の末の[t]や、母音に挟まれたり後ろに”l”が続く”t”をはっきり発音しない(息を止めたような音になる)

「例」

water[wɔːʔə](ウォーッア)

eight[eɪʔ](エイッ)

 

・単語の最後の半母音と次の単語の母音との間にrが入ったような発音(intrusive r

「例」

Jamaica is → Jamaica-ris

 

現在では、このアクセントはテム河口を超え、ロンドン南東部へ影響力を広め多くの人々がこのアクセントで話しています。

 

3:北イングランド英語(Northern England English)

イングランドの北部で特有の方言やアクセントが多く存在します。

ロンドンを含めたイングランド南部とは対象的な形で英国内で存在が大きいのがこの北イングランド英語

マンチェスター、リーズ、リヴァプール、ヨークシャー地方など広範囲の地域で特有な話し方をします。

 

〜イギリス英語豆知識〜

 

イングランド南部と北部の文化的及び言語的違いは、9~10世紀のバイキングによる北部侵略がもたらした結果です。

 

バイキングはデンマークやノルウェーからイングランド北部に定住しました。

 

最終的に、バイキングはイングランドを離れ英語はイングランドにおいて主要言語となりました。

 

しかし、イングランド北部の文化や村落に影響を与え、北部にある多くの町の名前は当時のバイキング文化が由来となってます。

これが英語の発音に影響を与え現在に至ってるのです。

 

<特徴>

・”L”は南部よりも強ク発音する傾向が強い

・aの発音が短い 「例」南部 Past→パースト(/ɑː/) 北部 Past→パスト (/æ/)

 

他にも、例えば北イングランド英語の一員のショークシャー方言は、イングランド北部のヨークシャー州で共通の方言であります。

ヨークシャー州は英国内でも有数の面積を誇るので、その中でも多用なアクセントや方言が枝分かれして存在しています。

 

ヨークシャー州のPRとの違いで最もわかりやすいアクセントは、単語の最後に”ee”と伸ばす音が”eh”と聞こえる事です。

 

「例」 nasty (ナスティー) → nasteh (ナステェー)

 

英国では、マンチェスター出身のミュージシャンの影響力が強いので、彼らが使う方言の単語はイングランド全土に広まっている傾向が強いです。

Roses In Paris…1550288 011

 

マンチェスターの方言例

標準英語(RP)マンチェスター方言
TroubleMither
Cup of teaBrew

 

 

4:スコティッシュ・イングリッシュ (Scottish English)

 

スコットランド人の話す英語は、イングランドのそれと大きく異なります。

(イングランドとスコットランドは元々違う国であったので当然ですが)

 

スコットランド人はこともと固有の言語(Scots)を話していたので、英語を取り入れる段階でユニークな進化を遂げたのです。

 

スコットランドの更に北に行けば行くほど、北ゲルマン語群(北欧諸国に強い影響を与えた)の名残が見えるとも言われています。

 

スコットランド英語のアクセントと方言はとても強く、イングランド人はおろかスコットランドの都会出身の人でも理解できない方言で話す地方があるとも言われています。

 

 

5:ジョーディー(Geordie)

ニューキャッスルに住む人々はジョーディーという方言を話します。

 

ジョーディーとRPのわかりやすい違いは以下のとおりです。

 

★ジョーディーは単語の最後につくRを代わりに”ah”と発音する。

「例」

Suger → Sug-ah

Centre→ Cent-ah

 

 

まとめ

今回の記事では、イギリス英語の特徴やその歴史、イギリス英語の種類について知っておくべき背景をまとめました。

 

イギリスのどの都市に留学するかはアナタ次第ですが、そのエリアの歴史や英語の特徴を前もって知っておくとメリットだらけです。

 

これでイギリス英語に関する知見が増え、これからの留学ライフに向かって一歩また前進しましたね!

 

 

限定20名でIELTSリーディングスコア7点獲得方法のレポートを無料で配布してます

 

 

現役ロンドン大学院生カネショーが教える

“IELTSスピーキング6.5以上達成・必勝表現集”

をレポート形式にまとめました

 

 

今ならこちらを期間限定で無料で差し上げます。

 

詳細は下記の画像をクリックしてください

その行動があなたのグローバルな将来の大きな第一歩となるかもしれません⬇︎

 

またはこちらのURLから⬇️

2週間でIELTSリーディングスコア7点のいろはが学べるレポートはこちら

 

Hope see you soon !!

 

 

NO IMAGE

IELTSスピーキング6.5表現集無料配布中

ブログでは非公開・ IELTSエッセイ&スピーキング無料動画講座もご覧になれます

CTR IMG