イギリス英語の定番の会話表現をまとめてみました

はじまりました。カネショーです。

 

今回の記事は「イギリス留学に行っても困らない・イギリス英語の会話表現一覧」です。

ロンドン在住歴2年のイギリス大学院経験者の実体験とともに、映画やドラマでよく使われるイギリス英語の表現をタイプ別に紹介します。

 

イギリス英語を勉強したいけど何から始めればいいか分からず困ってる

 

と悩んでいる方は多いと思います。発音はもちろんのこと、アメリカ英語とイギリス英語で表現が異なり困惑している人は多いと思います。

 

日本でイギリス英語について勉強しようと思っても何から始めればいいか分からず八方塞がりの人は多いと思います。

BBCなどのイギリスのニュース音声をスマホで聞いてみようと思ってもハードルが高すぎますよね、、

 

私も大学までは日本でアメリカ英語に触れて育ったので、イギリスに始めて語学留学に行った時は周囲が何を言っているのか良くわかりませんでした。

この原因は言い回しのマイナーな違いや発音の違いによるものが大きかったです。

 

イギリスの文化や人々の話し方の好み(あまりダイレクトな表現を好まないetc)などの背景を知ってからは、イギリス英語の傾向やよく使われるフレーズ等の表現を自分の中で整理できるようになってきました。

 

そんなことで、今回はイギリス人がどんな言い回しや表現を好んで使っているかが分かるようにシーン別にまとめてみました。

 

⭕イギリス人が好む言い回しが理解でき、留学後も相手の言わんとしていることが理解できるようになる
⭕シーン別の表現が身につくので、挨拶の時やパーティーの時に何も話せない不安がなくなる

 

といった成果が見込めます

 

❌日本で英単語や硬い表現を詰め込んだままイギリス留学に行っても、相手の言葉の真意が分からず会話のミスマッチが生まれる
❌シチュエーションに合った適切な表現が分からず、留学先で円滑な人間関係を作れない

 

といった結果は何としても避けたいですよね

 

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イギリス英語の挨拶の表現

 

イギリスでも挨拶の際に「How are you?」から会話が始まる傾向にあります。

How are you?よりも「You alright?(調子どう?)」と聞かれる事が多いです。

 

その際の返事の仕方としては、ごくごく普通に

「I’m fine(good)」と返しておけば問題ないです。

 

ただし、毎回この返事だけしていても深みもありませんし、語彙力の進歩も見込めません。

挨拶の返事としてイギリスでは下記の表現が多く使われます。現地で勇気を出して使ってみましょう!

 

「調子が良い時」

★Yeah I’m alright

(You alright?と聞かれるので、I’m alrightで返している傾向があります)

 

★Yeah I’m cool

(スラングなので、とても仲の良い人同士で使われています)

 

「とても調子が良い時」

★Fantastic

★Fabulous

(イギリス人は素晴らしいものにFantasticを使う傾向が強いです「アメリカ英語に当たるAwesomeといった感じ?」)

★I’m very well indeed

 

「普通-まあまあ」

★can’t complain

不満がない=普通かな

 

★Not bad (Not too bad )

悪くない=普通かな

 

「イマイチ-調子が悪い時」

調子が良くない時、嫌なことがあって気分が悪い場合は下記の表現を使ってみても良いと思います。

相手が知り合って長い人であれば「Why, what’s wrong with you?」等理由を聞かれたりしますので、そうなった時は正直にあなたに起こった事を打ち明けてみるといいかもしれません。

 

★Not the best

★Not so good

★Not great   

★I’ve been better

 

天気の話

 

イギリスと言えば曇りの日が多くどんよりしたイメージをお持ちだと思います。やはり留学してみて感じたのは現地人の天気に関する表現や話題が多いことです。

 

曇り続きで晴れた日などは、晴れたことに対して喜びを表したりしています。

逆に、寒い日や雨の日は不満を言うかのごとく雨について話題に出してきます。

 

「暑い時」

★It’s getting hot isn’t it?

 

「寒い時」

★It’s miserable out there isn’t it?

 

「雨が降っている時」

“雨”を表す表現は数知れずです。

It’s raining以外でも下記のような表現が使われることがあります。

 

☔☔

大雨

It’s pouring (down) 

It’s raining cats and dogs 

 

ポツポツ雨

It’s spitting

It’s drizzling

 

横殴りの雨

It’s raining sideways

“sideways” 「横向きに」という事です。

 

イギリス英語の「雨」に関する表現は当ブログの「イギリス英語のスラング集」の記事の「天気に関するイギリス英語のスラング」にて紹介してます。そちらも確認してみてください⬇

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パーティーの時の交流の方法

イギリスでは天気がすぐれない日が多いので、休日は誰かの家でパーティーをしたり、パブでビールを立ち飲みしながら会話を楽しむ文化が発達しています。

日本と同じようにナイトクラブでイベントなども多く開催されています。

 

クラスメートの誰かのお家であなたがパーティーに誘われたとしても、そこにはその主催者の友人が必ずいたりします。その時にあなたが会話を広げるためにも、その時に使える英語の言い回しについて解説します。

 

「どこ出身?どこ住んでいるの?」はダイレクトに聞きすぎないこと

イギリスでは人によりますがやはりダイレクトな表現で話を切り込んでくる人は少ないです。

 

初対面の相手であればなおさらそれが顕著に現れます。話が合いそうな人が見つかっても

❌「Where do you live?」や「Do you live near here?」等は避けたほうが良いでしょう。

代わりに下記の表現が間接的な表現でおすすめです。

 

⭕Have you come far ?「遠くから来たの?」

こう質問すれば、相手によって住んでいる所を話したくない時でも答えやすいですし、逆になんでも話してくれるフランクな人であれば「Not so far, I live in ~」等と詳しく答えてくれます。

 

主催者とどんな知り合いなの?と訪ねたい時

こちらを聞くときも機転のきかせ方であなたに対する印象が変わります。

 

❌Do you know someone?

ちょっとダイレクトですし、ぶしつけな印象を相手に与えてしまいます。代わりに下記の表現が好ましいです。

 

⭕How do you know 主催者 ? (主催者とはどういうご関係ですか?)

 

こういった気の利かせ方一つで、その後の会話の流れやあなたに対する印象が変わってきます。留学に行ったら勇気を持って積極的にパーティーに参加してみましょう!

 

その他日常で使えるイギリス英語表現

 

★Take the Tube (地下鉄に乗る)

イギリス英語で「地下鉄」はTubeと言います。

 

I prefer taking the Tube to go to work every day.

(毎日仕事に行くには地下鉄に乗るほうが好きかな)

 

★Head (off) to + 場所 (行く、向かう)

headは動詞で「~に行く、向かう」という意味があります。「go to ~」と同じノリで使う人が多いです。

 

Well, I’ll just head off to school.

(さて、学校に向かうよ)

 

★Quids in (儲かっている、有利な立場にある、運がいい)

quidは「1ポンド」の金額を意味します。「ポンドが入っている」ということで、(予期せぬ収入等で)儲かっている状態を表します。

 

I will be quids in if I get that promotion next month.

(来月出世できたら稼げるようになる)

He was quids in after he sold his property to a Chinese owner.

 

★Just popping out (pop put)

 

pop outは「(すぐ戻る予定で)短時間だけ外出する、ちょっとだけ留守にする」という旬動詞です

ちょっと物を買いに出かける時によく使われるセリフです。主語の(I’m)が省略され just poppoing outと短く使われる事が多いです。

 

I’m just popping out to get the coffee.

(ちょっとコーヒー買いに行ってくる)

Just popping out to use the toilet.

(トイレ行ってすぐ戻ってくる!)

 

★I could kill for ~ (~が欲しくてたまらない)

物が欲しくてたまらない時に使います。

 

I could kill for PS5.

(PS5が欲しくてたまらない)

 

*似たような意味で「I am dying for ~」という表現もあります。

こちらは主に食べ物に対して使います。

I am dying for a beer.

 

★I’m counting the days (until~)  (〜までの日数を指折り数える)

 

A. Are you excited about your trip?
(旅行楽しみ?)

B. Yeah. I’m counting down the days (until I visit Nara)
(うん、「奈良に行く」まで指折り数えているわね)

 

★Roll on ( ~を待ちわびている)

こちらはスラングですが「〜を今かと待ちわびる」という意味があります。

Roll on the summer holidays!

 

I have set my heart on ~( ~しようと決心している)

何かをすることを決心した状況を表します。

 

I’ve set my heart on going abroad.

(外国行きを決めた)

 

★give me a bell 

give 人 a bell で(〜に電話する、連絡をする)という伝統的なイギリス英語表現です。

 

Give me a bell sometime next week, won’t you?

(来週のいつでも良いから電話して。ね?)

 

★funny with 人 (〜に対して失礼な態度を取る、横柄な態度を取る)

funnyといえば「面白い、おかしい」という意味の頻出単語ですが、「おもしろおかしく馬鹿にする=失礼な態度を取る」といったニュアンスで全く逆の意味で使われる事も英国ではあります。

おそらく、パロディーなどの面白おかしく人を皮肉るイギリスらしい文化からこういった表現が生まれたと思われます。

 

He was funny with me.

(彼は自分に対して失礼な態度だった)

 

I’m not being funny, but it might be better for you to wear longer sox as they look good on you well.

(からかっている訳じゃないけど、あなたは長めの靴下を履いたほうが良いかも。本当に似合っているから)

 

★take a mickey out of 人 (~をからかう) 

(make fun of~)と同じ意味のイギリス英語のスラングです。

 

I liked it because he was taking the mickey out of himself.

(彼は自分をからかって笑いのネタにするから好きだった)

 

★It’s mental  (気が狂った、)

crazy (situation)のイギリス英語スラングです。人に対してや、やっかいな状況に陥った時に使います。

 

He is mental.

(彼はクレイジーだ)

 

It was mental yesterday. There were so may shoppers in my store, but half of the staff did not come to work.

(昨日は気が狂いそうだったね。店に客がいっぱい来たんだけど、スタッフの半分が休んだの)

 

★in the pickle (難しい状況にいる、困っている)

 

pickle「ピクルス」といえば、マクドでおなじみのあの臭い漬物です。ピクルスを作る時は狭に便の中に野菜を押し込め、お酢でいっぱいにして閉じ込めますよね。

その閉じ込められた野菜のように閉じ込められて”困った”状態にある時を表す時に使われるようになりました。

 

He is in the pickle. He has bumped into Yakuza’s car.

(彼ちょっとやばい状況みたい。ヤクザの車にぶつかったそうよ)

 

★I can’t see what all the fuss is about (何でそんなに騒がれているのか分からない)

「fuss」は「から騒ぎ、口論」を意味します。世間で騒がれている出来事や、世間で流行っているためいい意味で騒がれている映画やドラマなどを示したりします。

 

I can’t see what all the fuss is aboutの決まり文句として (なぜ〜が世間でそんなに騒がれているのか分からない)といった意味となります。

 

I found that film boring. I can’t see what all the fuss is about.

(私はあの映画はつまんないと思った。みんなが大騒ぎしている意味が分からないわ)

 

 

賛成する時の表現

イギリスではお国柄のせいでもありますが、誰かの意見に賛成/反対する時にダイレクトな表現を避ける傾向にあります(賛成する場合は控えめに言わないこともありますが)

下記の賛成/反対の表現を使って、相手の気を使うように共感してあげるといいでしょう。

 

★Tell me about it (わかるわかる)

直訳すると「それについて教えて」ですが、相手が言ったことに対して「分かる」という意味があります。

 

A This drama is overrated. I can’t see what all the fuss is about. (このドラマは過大評価されているわね)

B Tell me about it. (分かるわー)

 

(*似たような表現で”you’re telling me”もあります)

 

★That’s spot on 「その通り!」

誰かの意見が的を得ている(to the point)時に使われる典型的なイギリス英語です

 

A British beers are better than German ones.

B That’s spot on!

 

★I suppose (guess) so (“若干疑問だけど”そう思います)

これは完全に同意じゃないけど、ほとんど同意する時に使える便利な表現です。相手にもあまり納得していないことを暗に伝えることができます。

 

A Do you think we can park here?

B Well, I suppose so. (うーん、そう思うけど)

 

柔らかく反対する時の表現

やはりイギリスでは誰かの意見に反論する時ダイレクトな表現が好まれていない印象があります

「それはわかるけど、〜じゃない?」といったような表現が好まれます

 

★I hear what you’re saying but…

 

★True enough but… (確かに正しいですが、〜です)

 

A I think working at a large company is out-of-date.

B True enough but the employees tend to be provided with excellent benefits even now.

(たしかにそうだけど、今でも大企業の従業員の福利厚生は良いよ)

 

★Yeah, I’m not really sure about that. (それは微妙なところですね)

 

★I beg to differ (お言葉ですが同意できません)

 

これはかなりフォーマルな言い方です。ビジネスで使えます。

I beg to differ. There is a less chance of him winning the game.

 

★on the fence (どっちつかずの)

「庭と庭の間のフェンスの上にいる」という状態から「どっちつかずの状態」を表すフレーズとして使われています。

 

A He’s on the fence on the issue.

B Oh come on, he is so indecisive.

 

★play devil’s advocate (わざと反対の立場をとる)

会議やディベートで大多数の意見と真逆の意見を支持することを演じ、議論を活発にさせる時の表現です。

直訳「悪魔の代弁者を演じる=悪役を演じる」

 

まとめ

 

今回の記事では「イギリス留学に行っても安心・イギリス英語の定番会話表現」についてシーン別に紹介しました。

日本で英語を勉強していると、ついつい単語の語彙強化や文法等に目が行きがちです。

今回紹介したイギリスでの会話表現のように、現地の人がお約束で使っているようなフレーズ化された表現を覚えてみるのもいいかもしれません。

 

そうすれば現地であなたが会話についていける確率がグンと上がります。

日本語を勉強している海外の方が、日本語の会話表現でお約束の表現を使って話してくれたらその人のことを気に止めますよね?それと同じことです。

 

日常の何気ないフレースを意識して覚え、イギリス留学を成功させましょう!!

 

 

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